今あるもので豊かに過ごす

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こんにちは、コンテンツプロデューサー寺嶋みほです。

この年齢になって

特に今年は「足るを知る」という感覚が強くなりました。

小さなことに感謝して、しあわせを感じられたら、

どんな状況でも柔軟に過ごすことができますよ。

 

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「足るを知る」は老子の「足るを知る者は富む」はもともと、老子の漢文が由来だと言われています。

原文はこちら↓

知人者智、自知者明。

勝人者有力、自勝者強。

知足者富、強行者有志。

不失其所者久。

死而不亡者壽。

また上記を書き下し文にしたものが以下です。

人を知る者は智、自ら知る者は明なり。

人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。

足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。

その所を失わざる者は久し。

死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。

全然わからないですよね。わたしも漢文は苦手でした(^ ^;)

これを現代語訳すると、下記のようになります。

他人を理解するのは普通の知恵のはたらきであるが、

自分自身を理解する事はさらに優れた明らかな知恵のはたらきである。

他人に勝つには力が必要だが、自分自身に打ち勝つには本当の強さが必要だ。

満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間で、努力を続ける人間はそれだけで既に目的を果たしている。

自分本来のあり方を忘れないのが長続きをする上で重要なことである。

死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が本当の長生きである。

 

日本では「身分相応に満足することを知る」

欲張らず、今の生活の中に豊かさ満足を見出すという意味で考えられています。

 

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これは変化の2020年にはとってもしっくりくる考え方です。

あるものがなくなったり、ある規定の中で過ごさないといけない

臨機応変に生活を変えていかなくてはならない。

 

そう聞くと息苦しく、苦痛に感じますが。

 

今はたくさんの人のモラルや日々闘ってくれてる人たちのおかげでなんとか日本は

諸外国やアメリカのような事態にまではなっていません。

 

そうした今の環境に感謝しつつ、今できる楽しみを大切に。

わたしは日々にお散歩をしてお花を見つけたり、

可愛い猫を見つけてしあわせを感じています。

小さな喜びを感じて生きていけば

今後はより心が豊かな人生になるのではないかと思います。

 

若い頃は必死で夢のために無我夢中で毎日を怒涛のように過ごしていましたが。

2020年、ライフスタイルの変化により、

足元や目の前のことも大切にしながら未来を見据えることができるようになりました。

 

「足るを知る者は富む」

 

今こそ心に留めておいていただきたい言葉です。

 

あるものを育て

ないものを創りだす

 

その日々の工夫が今のこの世の中を生き抜く

秘訣かなと思います。

 

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