通りすがりのあなた


私は隙間時間や寝る前に本を読むのが好きです。

小説やビジネス本から、漫画を含め、毎月めちゃくちゃたくさんの本を読みます。
3ヶ月に一度は古本屋に本を売りにいかないと大変なことになります。

今日はオススメの本をご紹介しますね。 秋は恋の季節ともいわれます。
疑似体験でも本や漫画でキュンとしたり、ホッコリしたりして楽しむのはオススメです。
恋活女子には恋愛スイッチが入りやすくする為に、特にオススメ!
通りすがりのあなた 作家はあちゅう

はあちゅうさんの新刊。小説は初挑戦だそうです。 やわらかい作品からピリッと炎上しちゃうぐらい毒舌な本から
様々なカラーを出ている彼女の本は大好きです。

今回の本の中には7つの短編小説が掲載されています。
主人公の登場場所が海外各地に散らばっているので、海外を旅行しているような疑似体験のできます。

その中でもサンディエゴの38度線がキュンとしました。
恋愛において大好きでお互い見つめ合っていたのに、なぜか分からないけどすれ違っていく・・・
そんな感覚を思い出すような作品。
この作品を読んでこんな事を思いました
恋愛として完成されてそのままずっと一緒にいることが正解じゃない。
すれ違ってしまう恋もあり、恋と呼べるかどうか分からないものもある。
すべて宝物のような大切な想い。心の動きに本来は失敗も成功もない。
すべては自分を築く大切なものです。

長い人生の中で、恋愛でも人付き合いでも、 一時深い縁をかわしたのに、すっとクロスオーバーしてその後関わらないこともあります。 でも長く関わるからとか、深いとか、
少ししか付き合ってないから、浅いとかはないと思います。
自分の心の中に深く残った人。
すれ違いの人、はたまた自分以外の誰かにとって自分がそうなっていること。
さまざまな関わりが人を成長させ、自分を築く一つなのだと。
この作品を読んで私個人の恋愛を思い出したので、少し記述を…

私は相手の心を察するのが人より早いと思います。 それはプラスの時はとても嬉しい能力ですが、
恋の別れのときも早く、しっかりその気持ちを察知してしまいます。 彼が急速に心が冷めているとき、それを感じたときのザワッとした気持ち。 向こうはまだ迷っているので、いつも通りを装っているけど、私は些細な変化を感じとってしまう時。
それを感じてもこちらは平常を装う。
その流れを感じているのに 好きだけど、
どうしようもない、 足元が崩れていくような感覚。
でも止められない運命の流れ。
気持ちが通っていたのに、道がすれ違っていくのを体感しているときは生地獄のようでした。

離れたくない、でも離れていくのだろうと頭では理解できる。
でも心ではついていけない。
じわりじわりと道が消えていくのを体感していく様にいつも別れは迎えていました。

※基本的に終わる恋は追いかけないと決めていますw
男と電車は追いかけるなとはよく言ったものです。w

いつもすぐ次の彼を作るので、立ち直りが早いとか
一人一人をそんなに好きじゃないのか?と言われたこともありますが。
一人一人本当に好きで、人生をかけて好きになるので
終わった時は屍のようになります。
けれど人間とは強いもので、絶望のような想いをしたのに、また次の恋がくるのです。
人生にはたくさんの人がクロスオーバーしていきます。
その一つ一つが私は宝物だと思っています。

別れを迎えて苦しんでいる方がこの記事を読んでいたら、そんな方へ
前を向いていれば必ずチャンスはやってきます。

恋したいなと思っている方はぜひ本読んでみてください。

恋って良いなと前向きな気持ちや人生について考えさせてくれる作品です。

さすが、はあちゅうさんです。この秋のキュンとする一冊、手に取って見てくださいね。